首が座る前の「縦抱き抱っこ」にご注意ください。
赤ちゃんがリラックスできる「まんまる横抱っこ」をおすすめします。
最近、首が座る前の「縦抱き抱っこ」をよく見かけます。
首がすわる前の縦抱っこは、頭の重みを支えることが出来ないため、フニャっと首が不自然に横や後に傾きます。
その為、自然とお口がポカンと開くことが多くなり、もともと鼻で呼吸をすることしか知らない赤ちゃんも、口呼吸を覚えるきっかけにもなりかねません。
赤ちゃんは足や手を自然と曲げた状態(MWのポーズ)で居ることが好ましいのですが、早過ぎる縦抱きは、足が真っ直ぐにストンと落ちた姿勢が多くなります。
そのため全身に酸素が行き渡らず血流不足になります。
足や手の冷えに繋がっています。
お母さんの羊水の中は、無重力空間でプカプカとまぁるい姿勢で過ごしています。(宇宙空間のような感じ)
生まれたばかりの赤ちゃんの背骨は、首からお尻までがなめらかなCカーブをえがいています。
大人と同じS字状のカーブを描くのは、歩き始める頃。
それまでは、お腹にいる時と同じCカーブ。
首がすわる頃に首の骨に緩やかなカーブが描かれていき、
お座りができる頃に、腰の骨…というように発達の段階を追って少しずつ緩やかにS字カーブへと発達していいきます。
首がすわる頃までは、背骨がC字状を保てるまぁるい姿勢(胎児姿勢)で寝かせること•抱っこすることが大切!赤ちゃんにとって1番リラックスできる姿勢なのです。
呼吸や体温の安定に繋がり、スムーズな排泄の他、これからS字カーブを描くための丈夫な骨格の基礎となります。
抱きにくい、身体を反る、眠りが浅いなども防ぐことができます。
抱っこのポイントは、
背中はまぁるく、
身体はねじらない。(鼻とおへそのラインがまっすぐ)。
あごは軽く引き、
手足は曲げた状態(股間が真上を向いている)
寝かせる時も同じです。
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